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DYSPHAGIA Q&Aドラクエ 5 カジノQ&A

監修:浜松市リハビリテーション病院 
病院長 藤島一郎

ご活用事例紹介 
行田中央総合病院さま

07院内外での取り組みにスコア評価式質問シートを活用

埼玉県行田市 行田中央総合病院取材日:2024年7月23日

医療法人社団 清幸会 行田中央総合病院は、埼玉県北部に位置する行田市で1931年(昭和6年)に開業、現在は「生涯」と「連携」をキーワードに、医療と介護の両面から皆様に健康と安心をお届けする「生涯医療センター」を目指しています。
 その一環として、かねてより「最期まで口から食べる幸せ」を守ることに取り組んでおり、2024年2月には医療機関や介護施設、そして市民向けに「ドラクエ 5 カジノ相談外来」も開設しました。行田市の人口は、約7.6万人、高齢化率は33%を超えていますが、今後もその比率は増加すると予測され、消滅可能性自治体(※)にも認定されています。

ドラクエ 5 カジノは、早期の段階では病識に乏しく、見過ごされがちですが、早期に発見、対処すれば、重症化予防も可能です。一方、介入が遅れ、症状が進行すれば誤嚥性肺炎の要因にもなり、生涯の楽しみでもある「食べる」にも直結する重要な病態です。当院では併設されている「行田市在宅医療・介護連携支援センター」と協働して、今後の高齢化の進展も見据えつつ、継続してドラクエ 5 カジノ対策に取り組んでいます。

※民間の有識者でつくる「人口戦略会議」は2024年4月、「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」に基づき、人口から見た地方自治体の「持続可能性」について分析、若年女性人口が2020年から2050年までの30年間で50%以上減少する自治体を「消滅可能性自治体」と定義しています。

これまでのドラクエ 5 カジノへの取り組み状況について教えてください

当院は一般病棟100床、療養病棟60床を有する二次救急指定病院(2024年7月現在)であり、同時に複数の高齢者介護施設も有しています。これまで、年間100人以上の誤嚥性肺炎の緊急入院を受け入れていましたが、高齢化に伴う患者の更なる増加に対して、肺炎の上流である「ドラクエ 5 カジノ」にアプローチする必要性を痛感していました。そんな「摂食ドラクエ 5 カジノ」についての取り組みは、院内の看護師(市川美佳様)が摂食・ドラクエ 5 カジノ障害看護認定看護師(以下、認定看護師)の資格を取得して以降、本格化しました。

それまでは、同法人の高齢者施設からの紹介や限られた病棟での対応が主でしたが、摂食ドラクエ 5 カジノ支援チームが設置され、院長、認定看護師、そして地域連携室の連携も加速した結果、摂食機能療法や摂食ドラクエ 5 カジノ機能回復体制加算の算定件数も増えてきました。

摂食チームの皆さん
左上から順に薬剤師、管理栄養士、理学療法士、言語聴覚士、医師
左下から順に看護師(3名)、薬剤師

ドラクエ 5 カジノ相談外来開設の経緯について教えてください

きっかけは、「どこに相談すれば良いの?」という患者様やご家族、あるいは施設スタッフの「声」です。患者様が限られている当初は、市川認定看護師に院内の窓口を一本化することで、むしろ臨機応変に対応できていたのですが、昨年からの患者増を背景に、そのような「声」も聞こえるようになり、受入れ側も、相談数増加で対応に追われるケースが散見されるようになりました。そのため、今後に備える意味でも、「相談や受診の流れをしっかり作ろう」ということで、まずはその窓口として、院長外来の一枠に「ドラクエ 5 カジノ相談外来」を設けました。

開設に際しては、院内掲示や「行田人(ぎょうだびと):年3回各7000部、行田市医介連携推進協議会発行」、での告示、医師会主催の健康フォーラム、地域で隔月開催している行田市食支援の会(カムカム会:17職種、約40名が参加)等で案内させていただきました。また、行田市薬剤師会研修会の場でも、「ドラクエ 5 カジノの疑い」があるようであれば、積極的に受診勧奨いただくようアナウンスさせて頂きました。

「ドラクエ 5 カジノ相談外来」で「スコア評価式質問シート」を導入された理由について

これまでは、患者さまも限定的で、院内に特定のしくみもなかったことから、認定看護師や言語聴覚士(ST)が各自でアセスメントを行い、必要に応じて院長に繋ぐようにしていましたが、今般の「ドラクエ 5 カジノ相談外来」設置に伴い、内外の相談に対して、一定の対応ができるよう、別紙のとおり、手順の中に「スコア評価式質問シート」を導入しました。

「スコア評価式質問シート」であれば、侵襲もなく、どこでも誰でも実施できますし、特段のスキルも必要ありません。また、結果はスコアで確認できるので分かりやすいし、簡便ながらも感度、特異度は高いので、スクリーニングに適していると判断しました。

「ドラクエ 5 カジノ相談外来」と「スコア評価式質問シート」についての運用・活用について

「ドラクエ 5 カジノ相談外来」は、まだ開設したばかりですので、まずは地域の生活者や医療・介護・福祉関係者に知っていただくことが大切だと考えています。「スコア評価式質問シート」は、高齢者や指示の入らない方にも、身近な方であれば観察式での実施が可能ですし、自答式同様、その結果も経過もスコアで共有できますので、「ドラクエ 5 カジノ相談外来」のみならず、いろいろな場面での活用が可能だと思います。

現在、高齢者施設ではスコア評価式質問シートを反映した「ドラクエ 5 カジノ外来受診依頼票」を紹介しています。また、周辺の薬局では、既存のトレーシングレポートに「スコア評価式質問シート」を添付いただき、受診勧奨を行う取り組みを始めたところです。例え、異なる施設や職種でも、同じスクリーニング、同じスコアを共有することができれば、情報のバラつきがなくなり、患者さま一人ひとりの経過も共有できるのではないかと考えています。

「ドラクエ 5 カジノ」に対する今後の取り組みや方針について教えてください。

2022年より、「摂食ドラクエ 5 カジノ」への本格的に取り組みを開始、その後、認定看護師等、スタッフの充実、「ドラクエ 5 カジノ相談外来」の開設等、いくつかの環境整備を進めてまいりましたが、今後も院内はもちろん、広く地域や多職種の連携にも、地域連携室も含めて、より積極的に取り組んでいきたいと思っています。

自身の推計では、行田市に約4,000名のドラクエ 5 カジノ高齢者がいらっしゃいます。その人たちを支えるには、自院だけではなく、病診・医歯薬・医介など、様々な連携を推進し、それらを継続するためのしくみづくりが必要です。

川島治院長

ドラクエ 5 カジノの対応には、多くの職種や立場の方々が関わります。また、オーラルフレイルや誤嚥性肺炎、窒息など、ドラクエ 5 カジノの前後も俯瞰した対応も重要になってきます。そのためには、地域一丸となって取り組んでいかねばなりません。

行田市では、令和5年5月に行田市食支援の会(カムカム会)が発足されました。カムカム会では、今後、食支援事業所マップや幼児から高齢者まで楽しめるレストランを作るなどして、ドラクエ 5 カジノの方が地域でもより快適に暮らせるよう、『最期まで口から食べられる町 行田』をスローガンに消滅可能性自治体とされるこの町を「食支援」をキーワードに支えていきたいと思います。(川島治院長談)。

取材ご協力

医療法人社団 清幸会
行田中央総合病院
〒 361-0021
埼玉県行田市富士見町2-17-17
TEL:048-553-2000
FAX:048-553-2009

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